Fラン大学を全部潰すどうなるのか【メリットばかり】

こんにちは、人生マガジンです。


前回の記事では、都内のFラン大学が激減していることを解説しました。


今回は、Fラン大学を全部潰すとどうなるのかを解説します。

Fラン大学がない世界

専門学校と短大の入学者が増加

Fラン大学がなくなることで、専門学校や短期大学の入学者が増加します。


なぜなら、受験勉強をしたくないし、働きたくない学生が大勢いるからです。


Fラン大学は、彼らの受け皿になっていたデメリットがありました。


ただし、短期大学が大学に統合されることが多くなるため、専門学校の入学者のほうが増加すると考えられます。

ここでは、専門学校は大学ではないと考えます。なぜなら、専門学校卒は、大卒ではないからです。大卒にならない理由は、どれだけ専門的な知識を学んだとしても、取得した学位は国際的に通用するとは限らないからです。


そのため、大卒以上の入社資格のある企業には、Fラン大学生は入社できる可能性がゼロではありませんが、専門学校生は基本的に入社できないことになっています。(企業によっては、専門学校卒として採用してくれる企業もあります。)


専門学校に学生が多く集まることで、専門学校で学生の獲得競争が始まります。


それに伴い、新しい専門学校を作る動きも加速するでしょう。


また人気の専門学校は、倍率が高くなり、きちんと勉強しなければ入学できなくなります。


そのため、専門学校の間でも、きちんとした指導をしてくれて、就職先がきちんとある専門学校と、ただお金だけ集めて、適当なカリキュラムを行い、就職先が保証されていない専門学校の二極化が進むものと思われます。


Fラン大学が増加することで、学生を獲得できない専門学校でFラン化が進むものと思われます。


ただし、専門学校は大学扱いされないため、Fラン大学がない世界でも存在できるものとします。

高卒で就職する人の増加

Fラン大学がなくなるだけで、高卒で就職する人が増加します。


それに伴い、本来全く勉強ができない人が、大学に入学することがなくなります。本来であれば、全く勉強できない人が大学に入学してはいけません。


しかし、Fラン大学があることで、そのような人でも大学に入学できてしまう危険性があります。


しかし、Fラン大学がない世界だと、そのような心配はしないですみます。
そのため、全く勉強できない人は、高卒で働くようになります。


「高卒よりも大卒のほうが生涯年収が4000万円違うから、勉強できない人であってもFラン大学に行くべきだ」という意見があります。

大卒が23歳から60歳までの39年間、高卒が19歳から60歳までの43年間勤務するとすると、生涯賃金は、大卒男性で1億8626万円、高卒男性で1億4964万円、大卒女性で1億3618万円、高卒女性で1億836万円となります。

(参考:お金のカタチ「高卒と大卒の生涯賃金を比較!初任給や平均年収は?


確かに、高卒と大卒では生涯賃金に大きく差があるように思えますが、高卒でも大企業に就職して大卒以上に稼いでいる人間は大勢います。


また、Fラン大卒であるがために、まともな職につけない可能性だってあるのです。


それに、Fラン大学に入学する学生のほとんどが勉強が好きではありません。

勉強が好きなら、Fラン大学を受験しないはずです。そのため、Fラン大学生に無理やり勉強させると、アナキラフィシーショックで登校拒否になります。


長時間椅子に座ることができなくて、勉強が好きではないのに、Fラン大学に入学してしまうのは、不幸であるといえます。


そのため、勉強しないで働く道に行くべきです。


「勉強ができない人は高卒で働く、勉強ができる人は大学で知識を身につけてから大卒で働く」という自然の摂理を無理やり破壊したのがFラン大学です。


そのため、Fラン大学をなくすことで、本来の社会の秩序を取り戻すことができます。

浪人する人が増加

Fラン大学がなくなることで、きちんと勉強しなければ、大学に入学できなくなります。


そのため、偏差値45から50以上の大学に合格しなければいけなくなり、浪人する人が増加します。


なぜなら、なんとしても最終学歴を大卒にしたいと考える親や学生が大勢いるからです。


そのため、大学に合格できるような学力を目指す予備校や塾などが乱立します。


そのような受験産業の集合体は、大卒のメリットを持ち出して、大卒がいかに大事なことかを説きます。


そのため、大卒パワーが今でもあると信じて、浪人してまで大卒を得ようと頑張る浪人生が増えることが予想されます。

面接官として高卒から大卒、院卒まで様々な人とお話をしてきましたが、高卒でもしっかりしている人間はいます。それに対して、Fラン大学の院卒はとんでもない人間が一定数いました。


様々な人間を見てきた経験から、最終学歴を苦労して大卒や院卒を勝ち取っても、学歴にこだわるようでは、その人の就職は失敗します。


その自分の持っている武器をどう使うかが重要で、最終学歴にこだわって内面をおろそかにする人間は、その武器にやられることになります。


そのため、最終学歴にこだわるあまり、内面磨きを忘れた浪人生が大卒で就活に失敗することが予想されます。

大学生の価値があがる

大学生イコール基礎能力がある

Fラン大学がなくなることで、大学生全体の価値が上がります。


少なくとも「大学生は基本的な読み書きそろばんができる」という安心感を社会に与えます。


Fラン大学生は、中学校レベルの読み書きや計算ができないことがあります。

読み書きができない、計算ができないは致命的です。学生時代の就活中にいくつか簡単な筆記試験を受けましたが、Fラン大学生どうしで「解けなかった―」って会話が聞こえたのには驚きました。簡単な筆記試験が必要な残念な理由がようやくわかりました。


そのため、Fラン大学がない世界は、無条件で大学生を採用したとしても、読み書き計算ができないハズレ人材を引き当てる心配がなくなります。


ハズレ人材を引き当てないために、SPI(大企業で実施される筆記試験)や面接をしたりするわけですが、「大学生は基本的な高校レベルの知識が保証されている」という安心感は大きいです。


そのため、大学生イコール基礎能力があるという安心感が社会の共通認識になります。

学歴フィルターが少なくなる

Fラン大学がなくなった世界では、学歴フィルターを実施する企業は少なくなります。


なぜなら、大卒枠で応募してくる学生の数が減少するので、人数を絞る必要がなくなるからです。


ただし、P&Gとか住友商事などの超大企業は、帝大早慶だけを優先的に採用する学歴フィルターを実施するものと思われます。


しかし、レンゴーや明治安田生命などの一般的な大企業は、学歴フィルターをなくすと考えられます。


ただ、完全になくすことはなく、早慶東大は優先採用することはあるかもしれません。


それでも、大学生全員が学歴フィルターに関係なく面接を受けることができると思われます。


面接官である管理人も、できれば学生全員と面接したいと考えています。応募書類や学歴に関係なく、その人本人と話をしたい場合があるからです。


私の勤めている会社には、毎年数えきれないほどの応募書類が集まりますが、なんとか全部の応募書類を見るようにしています。


しかし、超大企業の場合、全部の応募書類に目を通すことができません。そのため、いくつかの方法で応募書類の選考を行います。

⚫MARCHG以下は面接しない。

⚫応募書類が届いた順番に5グループ(A、B、C、D、E)に分けて、Aグループだけ面接する。

⚫建前上は選考開始日から受付開始にしているが、採用する人のほとんどがインターンの特別選考。


MARCHG以下の学生を採用しない企業は、大企業を中心に当然のこととして行われています。


なぜなら、応募する学生の人数が多すぎるので、応募者全員を面接できないからです。


あくまで学歴フィルターは、採用担当者の負担を減らすために行われます。


そのため、比較的ハズレを引きにくいMARCHG以上の学生しか面接に進ませないということをします。


そのため、Fラン大学生はどれだけ学生時代に頑張って努力したとしても、「Fラン大学だから」という理由で面接まで進めなくなります。

優秀な賞を受賞しても、エベレストに100回登頂に成功したとしても、ノーベル賞級の発明をしたとしても、学歴フィルターがある会社では落選してしまいます。


しかし、Fラン大学がなくなれば、応募してくる大学生の数が減り、採用する立場の人間の負担が大きく減ります。


その結果、学歴フィルターが多くの会社で不要になり、書類にきちんと目を通して、学歴では見えてこない優秀な学生を採用することができます。

奨学金破綻が少なくなる

Fラン大学がなくなることで、奨学金を気軽に借りる人が少なくなります。


大学全入時代の場合、誰でも大学に入学できるので、誰でも気軽に奨学金を借りることができます。


しかし、Fラン大学がなくなれば、努力しなければ大学に入学できません。


そのため、努力して勉強したきた人だけが、奨学金制度を利用することができます。


少なくとも、奨学金を借りてまで、Fラン大学に行く価値はありません。

奨学金制度の本来の目的は、学ぶ意欲のある世帯所得の低い学生が、金銭的な理由で大学に行けなくなることを防ぐ狙いがあります。知識があれば、それだけ有能な人材になる可能性があるのに、金銭的な理由で大学に通えない学生がいることは、国益の減少に繋がるという考えがあるからです。ノーベル賞を獲得できたはずの人間が、金銭的な理由で大学に通えなかったとしたら、もったいないことです。


しかし、現在の奨学金制度は、本来の目的から大きく外れて、誰でも気軽に借りられる残念な制度になりました。


それに、今まで勉強してこなかったFラン大学生に10万円前後の金額が毎月振り込まれる奨学金は危険すぎます。


こち亀の両津勘吉に大金を与えてはいけないのと同じです。

●財テクの儲け方の情報が入ったUSBメモリを50万円で購入した

●豪遊で溶かした

●FXで全額溶かした

●パチスロで全額溶かした


奨学金は、不労所得でもおこづかいでもありません。大学の授業料を代わりに立て替えてくれる借金です。


ただし、独立行政法人の日本学生支援機構(JASSO)が貸し出している奨学金は、良心的な金利で貸してくれます。

どのくらい良心的かというと、年利0%から0.5%程度です。ただし、無利子の第一種奨学金は、成績優秀者しか借りれません。そのため、ほとんどのFラン大学生は、第二種奨学金を借りることになりますが、だいたい高くても0.5%です。恵まれた人だと0.01%の利子だけで済みます。


分かりやすく例えると、300万円の奨学金を年利0.5%の金利で借りて、毎月1万5000円ずつ返済するとします。


この計算だと、全て返済するまで17年近くかかりますが、13万6000円の利子を合わせた合計313万6000円を支払うだけでOKです。


イメージより高いと思いますが、17年も完済を待ってくれて、年間に支払う利子が年8000円だけっていうのは、返済者に優しすぎます。


月々1万5000円の返済で300万円借りられる金融業者は日本学生機構などが運営している奨学金制度だけです。


住宅ローンや自動車ローンなどは、年利が平気で3%から5%かかります。


さらに消費者金融で借りると平気で年利13%もします。しかも、リボルビング方式(リボ払い)なので最悪です。


詳しく説明すると長くなるので省きますが、リボ払いの場合、借りた額の2倍から3倍もの金額を支払うことも珍しくありません。


そのため、銀行の定期預金の利子で借りられる奨学金はこの世で最強のローンです。


しかし、奨学金を本来の目的とは異なる使い方をすると、授業料の支払いと奨学金の支払いの二重の負担を背負うことになります。


わかりやすく例えると、「おつかいを頼まれたのに、マンガを買ってしまい、お金が足りなくておつかいできない」のと同じです。


また、きちんと奨学金を授業料に使ったとしても、就職できなければ月数万円の返済は重くのしかかります。


Fラン大学生は、大学受験から逃げました。そのため、高確率で就職活動からも逃げます。


そのため、不況のときにまともに就職できません。景気がいいときであっても、ブラック企業に就職してしまい、低賃金で長時間労働をするはめになります。


そのため、Fラン大学生は奨学金破綻になりやすいといえます。なんのために大学に進学したのでしょうか?


それなら、高卒で働いたほうがはるかにいいです。そのため、Fラン大学がない世界は、奨学金破綻で人生を狂わされる人が大幅に減ります。