Fラン大学の就職率98%は疑え【現役面接官が暴露】

こんにちは、人生マガジンです。

前回は、Fラン大学生のヤバい実態について紹介しました。


今回は、前回と同じようにFラン大学をテーマにして取り上げます。


この記事では、「Fラン大学の就職率98%」を疑ったほうがいい理由を解説します。


この記事を読むだけで、Fラン大学のからくりがわかるはずです。

Fラン大学の悲劇


Fラン大学の歴史を中心に見ていきます。

Fラン大学の数


Fラン大学の数はどれだけあるのでしょうか。

まずは、偏差値35以下の大学群(河合塾の定義上のFラン)という定義に当てはまるFラン大学はどれくらいあるのかを調べました。

その結果、ざっくり500校以上の大学の学部がFランに該当することが判明しました。

つまり日本に存在する60パーセント以上の大学はFランク大学の学部があるということになります 。

参考「Fラン.com 全大学に占めるFラン大学の割合は何割?60%?93%?


およそ60%の大学に、Fラン大学の学部があることがわかりました。


もし、あなたの家の周辺の大学を10校適当にピックアップすると、6校はFラン大学の学部があることになります。


注意点は、Fラン大学の中でもFランクではない学部もあります。そのため、ここでは「Fラン大学の学部」という表記にしてあります。

Fラン大学誕生秘話


もともと大学は、入学するのがとても難しいものでした。1970年ごろには受験戦争と呼ばれ、どの大学でも入学するのは難しかったと言えます。


その当時は、受験産業も今よりも盛んでした。また「四当五落」(四時間睡眠は合格し、5時間睡眠は不合格)と言われるぐらい、受験勉強が過熱した時代です。

しかし、今は少子化が進み、若者の人口がどんどん減少しています。その影響で、大学に進学する学生の人数も減少しています。


そのため、昔に比べて東大や京大などは入学しやすくなりました。(当時は今よりも難関でした。)


その影響で、中堅大学レベルの学力だった生徒が、上位レベルの大学に入学することが可能になりました。

50年前に関関同立・MARCEHGレベルの学生は、早慶大学に入学できます。

50年前に日東駒専レベルの学生は、関関同立・MARCEHGに入学できます。


その結果、学生の数が大きく減少しただけでなく、下位大学レベルの学生が中堅大学レベルに行くようになります。


そのため、下位大学に学生が集まらなくなり、定員割れが発生するようになりました。


そうした理由から、Fラン大学と呼ばれていた大学が、実は昔はきちんとした大学だった場合もあるので注意が必要です。


ただし、新設されたばかりのFラン大学には当てはまりません。


参考:「Fラン.com Fラン大学がこんなにも存在する理由① 少子化による受験者数の減少

私文の多くが定員割れ


Fラン大学は「名前を書けば受かる」、「中学1年生でも全問正解できるレベルの入学試験」などと言われています。


このように言われてしまうのは、Fラン大学が定員割れの状態で、何としてでも多くの学生を入学させたいからです。


またFラン大学には、私立大学の文系学部が多いです。なぜなら、学力が低いから文系にしか進めないという学生をターゲットにしているからです。


学力が低いと書きましたが、大学生なのにこんなこともできないの?と思われるような内容ばかりです。

●be 動詞の使い方がわからない

●九九が正確に言えない

●簡単な四則計算ができない

●漢字が正しく書けないし、読めない

●机で長時間勉強ができない


そのため、Fラン大学生よりも、きちんとした中学3年生のほうが頭がいいです。


Fラン大学は定員が全く足りません。そのため、勉強がそもそもできるかどうか怪しい学生を受け入れざるを得ないのが現状です。


このような学生を受け入れることで、なんとか大学の経営を維持しています。

文部科学省の過ち


Fラン大学は元からあったものもあれば、十数年前に新設されたものまであります。


現在、大きく問題になっているのが、最近できたばかりのFラン大学です。なぜなら、そのような大学のせいでFラン大学に入学してしまう学生が後を絶たないからです。


そのようなFラン大学がはびこる理由として、文部科学省の役人が天下り先として利用されていることが挙げられます。


また、私学助成金を目当てに設立された大学もあり、文部科学省がきちんと大学の設置基準を厳しくしていれば防げたことだといえます。

Fラン大学の作戦


世間から厳しい批判を浴びているFラン大学ですが、Fラン大学も黙っているわけではありません。なんとか社会の常識を知らなそうな高校生に入学してもらおうと努力しています。


どのFラン大学でも、ホームページだけは立派なのもそのためです。大学名を明記していなければ、楽しそうなキャンパスライフを送れそうだと思うはずです。


写真は電車内の江戸川大学(偏差値40程度)の車内広告です。


Yahoo!知恵袋などでも炎上し、ネットでも話題になりました。

最強ネーミング


千葉商科大学のポスターです。


千葉商科大学は偏差値35~42程度のFラン大学です。「社長」というキラーワードを使って高校生にアピールしています。


かわいい?女の子をポスターの表紙にしていること、さらには「ぼくらは、ただの普通じゃない。」という意識高い系Fラン生の心をくすぐる名言を載せています。


Fラン大学に入学すること自体、普通じゃないような気がしますが・・・


参考:「千葉商科大学HP


目白大学(偏差値35~40)のポスターです。



Fラン大学生のネガティブな気持ちをポジティブにした広告です。逆手にとった戦略でなかなか面白いと感じました。


しかし、Fラン大学レベルの高校生が見たらどう感じるでしょうか。

学生A「あーあ、俺勉強のセンスないな。大学どこ行こう?」

(広告を見て)「なんだ、やっぱり学歴は関係ないんだな。よし、ここに願書だそう。」


この広告は、暗に「学歴は関係ない」と伝えているようにみえます。次に紹介する就職率98%よりも悪質だと思います。


なぜなら、学生に対して、大学受験で勉強する無意味さを植え付けてしまっているからです。これは一種のサブリミナル効果です。


参考:「目白大学HP

就職率98%のからくり


電車内で就職率98%の車内広告を見たことがあるかと思います。また車両の外側にFラン大学の広告を張り付けた電車に乗ったことがあるかもしれません。


そこには「就職率98%」「就職先満足度95%」などと高水準の就職率が掲載されています。でもそれって本当でしょうか?

就職率98%のからくり(とある大学でのやり方)

●キャリア支援室の窓口でアンケートを提出したものをカウントする。

●アンケートの就職先満足度には「満足」「まあ満足」「不満」「すごく不満」の4種類を用意する。


その結果、キャリア支援室の窓口に来た人だけを対象にできます。Fラン大学にありがちな留年生や行方をくらませた生徒を合法的に除外できます。


キャリア支援室の窓口に来る学生は、Fラン大学生の中でもすごく真面目な生徒です。そのため、そのような学生は就職できる可能性が高くなり、データ上の就職率が上昇します。


またキャリア支援室でアンケートを書く学生の多くは、就職活動が終了した学生がほとんどです。そのため、自然と就職率が98%に増加します。


さらに、自分が40年以上勤めるであろう会社に対して、不満であったとしても、それを認めたくないはずです。自分が選んだ会社なので、満足したいと思いたいはずです。


そのため、アンケート欄の「不満」「すごく不満」に丸をつける学生はほとんどいなくなります。そして自然と「まあ満足」に多くの学生が丸をつけてしまいます。


このようなことから、仮に大学4年生全員にアンケートをとったとしたら、就職率が50%以下になるだろうと予測できます。

広告をバンバンだす


Fラン大学は異常なほど広告を出します。そこまでしないと学生が集まらないという証拠だと思います。


Fラン大学の公式ホームページを見ると、すごく立派なホームページばかりなのに驚きます。どれもカラフルで外注したものだと推測されます。


大学名を隠してホームページを見ると思わず素敵なキャンパスライフを想像してしまいます。現実は、動物園化した授業が大半ですが・・・


カッコいい文面「自分力の発見」「世界にはばたけ」などが躍り出ています。実際には、自宅から羽ばたいて欲しいのですが・・・(参考:名古屋商科大学HP名古屋学院大学HP


電車に全面広告を出したり、偏差値のわりに過剰なホームページなどがある大学はほぼFラン大学だとみて間違いありません。


関関同立・MARCEHG・地方国立大学以上の場合、バンバン広告を出さなくても、自然と学生は応募してきます。

Fラン大学に惑わされないために


Fラン大学は、世間を知らない高校生を様々な手を使って勧誘してきます。


Fラン大学は、そのような学生が飛びつきやすいように大学名も工夫しています。例えば「○○学院大学」「○○国際大学」などが挙げられます。(中にはFラン大学でない大学もあるので注意)


おそらく、「学院」は「青山学院大学」や「学習院大学」などのブランド力のあるイメージからつけています。


「国際大学」は世界を意識している学力の低い意識高い系を狙っています。世界を意識しているのに学力が低いのは矛盾していますが・・・


そのような手口に騙されないためには、きちんと大学受験のための勉強をするべきです。大学受験をきちんとやればFラン大学には入学しなくて済むはずです。